2017年10月13日金曜日

私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<③保存編>


前回の『私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<②変換編> 』で書いたように、大量のビデオテープをコンパクトにデジタル化する手順についての記事をまとめています。今回は下記表の「③保存編」になります。

タイトル概要使用する主なアイテム時間の目安
①取込編大量のビデオテープをPCに取り込むビデオキャプチャー機器6時間テープであれば、取込にも6時間かかる
②変換編取り込んだデータをffmpegを用いてH.265規格のmp4に圧縮変換自作Powershellプログラム
(コマンド実行を自動化)
変換には①以上の時間がかかる
(私の場合、6時間テープは9時間ぐらい)

ビデオカード購入で10倍に高速化
6時間テープは90分ぐらい
③保存編動画をサムネイル静止画で分割キャプチャにして、動画とともにブルーレイディスクに書き込み保存自作Powershellプログラム(23.032GB単位にフォルダ仕訳)

ブルーレイディスク1枚への書き込みに2時間ぐらいかかる
ソフトを変えたら早ければ
25分ぐらい


H.265規格のmp4への変換処理が終わったら、私は次の作業をしています。

(1)30分単位で分割しており、何も録画されていない青や真っ黒の表示になっているデータは、不要なので消す

(2)「Video Thumbnails Maker」を使って、30分の動画ファイルから、1枚のサムネイル画像(30秒単位で60分割)を作成して、そのビデオデータに何が記録されているかがわかるようにする

(3)動画ファイルと(2)のファイルをセットでフォルダ仕訳する。ブルーレイディスクに保存しやすいように、23.032GBずつ仕訳する
この部分をPowershellで自作しております。

仕様とプログラムを公開しますので、ご自由にご利用ください。但し、すべて自己責任でお願いします。

(4ブルーレイディスクに書き込む

(5)ブルーレイディスク保存用のカバーで保管する

(6)サムネイル画像は、ファイル名にフォルダ名を付加して、Evernoteにインポートしておく

(7)外付けハードディスクに保管したデータは削除する


まず、なぜブルーレイディスクで保管するのか

外付けハードディスクよりも安価

・50枚のブルーレイディスクが2500円以内で購入できます。1枚22.5GBで計算しても、1万円で4.5TB分のデータを保存できます。

おすすめ:  三菱ケミカルメディア Verbatim 1回録画用 BD-R VBR130RP50V4 (片面1層/1-6倍速/50枚)


外付けハードディスクよりも安全

・外付けハードディスクの方が手軽で便利ですが、物理的な衝撃で全部まとめてデータが読めなくなったり、モーターが回転しなくなったりする危険性があるため、長期保存の観点では、ブルーレイディスクなどの光学メディアの方が適しています。

ただし、注意点としては、メディアを不織布に入れて保管する場合は、ブルーレイディスク対応のものを使用する必要があります。DVD用のものは、メディアに傷がついて再生できなくなる可能性があります。

私は次の製品に、100均で買った大きいリングをつけて保管しています。

おすすめ: エレコム 不織布 両面収納 2穴付 120枚入 240枚収納可 5色アソート CCD-NBWB240ASO (Blu-ray対応)

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H.265形式のMP4データの保管手順の説明

(1)変換後のデータの確認

H.265規格のmp4への変換処理が終わったら、変換先フォルダを開いて、表示を「大アイコン」にします。

「VLC media player」等の動画再生ソフトをインストールしていれば、動画のイメージ画像が表示されます。

ここで「真っ青」や「真っ黒」で表示されるものは、何も録画されていないデータの場合があるので再生して確認して、不要な場合は削除します。

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(2)動画のサムネイル画像化

動画ファイルがたくさんあると、その中に何が保存されているか、再生してみないとわかりません。

1つの動画ファイルから1つのサムネイル画像を作成することで、1枚の画像だけで内容を確認できるようにします。

例) 30分の動画を50個の画像に分割して、1つの画像にまとめられたもの。右上に時間が刻まれるので、再生したいところをみつけやくなる。青い部分は何も録画されていないところ。

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私は、「Video Thumbnails Maker」を次の設定で使っています。

(30分の動画を30秒単位で60分割する)

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使い方はこちらのブログで紹介されています。

「Video Thumbnails Maker」続編|そんじょそこらの『オチ無し日記』

(3)ブルーレイディスクに保存するためのフォルダ仕訳

動画ファイルと上記(2)で作成したサムネイル画像をセットで、ブルーレイディスクに効率良く保存するには、1枚のメディア単位にぴったり収まるようにフォルダ仕訳をする必要があります。

私の場合、23.032GB単位で仕訳するのがベストだったので、次のPowershellのツールを自作して、フォルダ仕訳をしています。

仕様とプログラムを公開しますので、ご自由にご利用ください。但し、すべて自己責任でお願いします。


【プログラム】私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<③保存編>

http://it-setsuyaku.blogspot.jp/p/blog-page.html


(4)フォルダ単位での仕訳が終わったら、ブルーレイディスクに書き込みます

私は、書き込み用のUSB3.0ブルーレイドライブとして、次の製品を購入しました。

『ロジテック ブルーレイドライブ 外付け USB3.0 再生 編集 保存ソフト付属 9.5mm薄型ドライブ ブラック LBD-PUC6U3VBK

ただ、付属の書き込みソフト「Roxio Creator Essential」はおすすめできません。

書き込み速度が調整できず、ブルーレイディスク1枚あたり2時間ぐらいかかり、22.5GB以上の書き込みができなかったためです。

手持ちの「CyberLink Power2Go」を使ってみたところ、早いと25分、遅くても1時間ぐらいの速度になり、23.032GBまでの容量を1枚に書き込めるようになりました。

付属ソフトも考慮して、ブルーレイドライブはご準備ください。


(5)ブルーレイディスクの保管

既に上に書いた通り、不織布に入れて保管する場合は、ブルーレイディスク対応のものをご利用ください。

それとこのブルーレイディスクは、パソコンでないと再生できません。

動画ファイルが再生可能な次のブルーレイプレーヤーで試してみましたが、H.265規格のMP4ファイルは音声は流れるものの、映像はうつりませんでした。

ソニー SONY ブルーレイプレーヤー/DVDプレーヤー コンパクト スタンダードモデル BDP-S1500 BM

家電プレーヤーで再生したい場合は、私は「DVD Styler」という無料ソフトを使って、H.265規格のMP4ファイルを改めて、DVDメディアに書き込んで再生しています。このソフトを使うと、6GBのDVDメディア3枚分を8.5GBのDVD1枚にまとめられるので、重宝しています。


(6)サムネイル画像は、ファイル名にフォルダ名を付加して、Evernoteにインポートしておく

サムネイル画像は、一括管理しておいたほうが、あとで目当ての動画を探しやすいので、私はEvernoteにも保存しています。

デフォルトのファイル名だけだと重複してしまうので、フォルダ名をファイル名の頭につけるようにしています。

この機能は上記(3)のプログラムに入っていますので、必要な方はご利用ください。

Evernoteへの一括取り込みには、EvernoteのWindows版のインポート機能を使うと便利です。


(7)外付けハードディスクに保管したデータは削除する

(1)~(6)までの対応が終わったら、念のため、ログファイルだけとっておいて、外付けハードディスクからデータをすべて削除して、またあらためてビデオテープの取り込み作業を行う流れにしています。

この流れで、父親と協力して作業を進めており、現在はビデオテープを月100本ペースで取り込み、すでにブルーレイメディア200枚に書き込みました。ビデオテープを1000本分ぐらい廃棄できたので、物置が一つ空きました。


次回予告


今回はビデオテープからの変換でしたが、お手持ちのハードディスク内のISOイメージファイルやDVDデータをH.265規格のMP4ファイルや字幕付きのMKVファイルに変換することができます。

ffmpegの代わりにHandbrakeというツールを利用し、これも自作ツールからコマンドラインで連続実行します。

ハードディスクの空き容量を増やしたいとき、スマートフォンでも映像ファイルを持ち歩きたいときに便利だと思いますので、次回の記事でご紹介していきます。

→ 2017/11/22 更新

ハードディスク内にDVDデータを保管するにはリッピング等の操作を行うことになりますが、現状ではリッピングは違法行為となります。記事ではリッピング以降の作業内容を紹介する予定でしたが、その手前のリッピング行為を助長することになりかねないため、紹介は自粛することにしました。


以上、参考になれば幸いです。