2016年6月22日水曜日

私にもできた!『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』用の ブックマークレット作成。日経新聞の記事選択を効率化

 
前回の記事にまとめました通り、私は『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』を用いて日経新聞を無料で購読しております。
 

 

『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』の記事は紙面イメージではなくテキストベースなので最初は戸惑いますが、慣れると大変便利です。但し、記事を都度選択しないと文が読めないことが最大のネックであり、これが煩わしくなって、読むのをやめてしまった方もいるのではないかと思います。

そこで今回ご紹介するのは、記事選択を自動化して、記事をまとめて読むためのブックマークレットです。

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いろいろな方が公開されている各種ブックマークレットを参考にさせていただきながら、私も見よう見真似で『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』用のブックマークレットを作成してみました。いちいち記事を選択するのではなく、とりあえずまとめて記事を表示してしまおうという仕組みです。いまのところ、問題なく動作しており、これによってかなり効率的に記事に目を通すことができるようになりました。

Androidスマホでの設定方法や使い方をご紹介しますので、興味をお持ちになった方は是非、ご活用ください。

尚、ブックマークレットはPCでも同じように使えます。iphoneでは試していませんが、おそらく使えると思います。


【2015年9月追記】 
記事の保管先を追記しました。

【2016年6月追記】 日経テレコン≪丸三証券版≫ のデザイン変更に伴う操作変更

 次の通り、2016年5月19日より日経テレコン≪丸三証券版≫ のデザインが変更になりました。
 http://www.03trade.com/osirase/inf-160518_01.html
 これに伴って、記事の頭にあるチェックボックスをマウスクリックやタッチしてからでないと、、「本文を表示」のボタンが押せなくなりました。
 ただし、1つでもチェックボックスを押してから、ここで紹介しているブックマークレットを押せば、「チェックボックスクリア→チェックボックスをまとめて選択→本文を表示をクリック」という操作が自動的に動きます。ひと手間増えましたが、いままで通り使えます。

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目次
準備

 1.ブックマークレットについて
 2.Firefoxのモバイル版にブックマークレットを登録
 3.ブックマークレットの機能の内訳

登録
 4.ブックマークレットを登録

使い方
 5.ブックマークレットを実行
 6.他の新聞でも使えます

次回予告
 7.記事を保管する

 

準備

1.ブックマークレットについて


まずはブックマークレットについてです。

ブックマークレットとは、対象のページを参照しているときに、ブックマーク一覧から対象のブックマークレットを選ぶと、プログラムが動いて、自動的に処理を行ってくれるツールのことです。
 

今回利用するブックマークレットは3つです。次のようにブックマークの一覧に表示されるよう登録をして、記事の件数によって使い分けをします。


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2.Firefoxのモバイル版にブックマークレットを登録

 
利用するブラウザですが、私は、「Firefox(Android版)」をおすすめします。
それは「Firefox(Android版)」には、デフォルトでページをPDFファイルでダウンロードする機能がついているからです。
※尚、Chrome(android版)でもブックマークレットが動作することを確認済です。
 
PDFで保存
 
PDFファイルでのダウンロードには、次のメリットがあります。
 
・記事をまとめてダウンロードできるので、地下など通信状況が悪い環境でも集中して、記事を一気に読むことができる。
 
・ブラウザのスクロールをすると間違って拡大操作やリンクをクリックしてしまう場合があるが、PDFファイルの場合は、ページ単位でのページ送りができるので効率が良い。

・EvernoteでのWebクリップやPocketでのあとで読むサービスには保存ができないので、画面イメージ通りに記事を保管するにはPDFファイルが都合が良い。
 
 

 

3.ブックマークレットの機能の内訳

 
実際に使用する前にブックマークレットの機能の内訳を説明します。

次項の「4」でご紹介するブックマークレット①②③は、それぞれ次の(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)の3つの機能を単純につなげた形で構成されています。
(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)をそれぞれ単体のブックマークレットとして使用することもできます。

(ⅰ)全部解除

チェックボックスのチェックを一旦すべて外す処理です。初期化処理と思ってください。

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0); ;

  • 【参考】
    赤字の「false」の部分を「true」に変更すれば、全選択になります。
  • 次の(ⅱ)のように件数で分けないので全選択すれば良いと思う方もいると思いますが、一度に開ける記事数に上限があって、「本文の選択件数は100件以下にしてください。」とエラーメッセージが表示されてしまいます。これがやっかいなんですよね。実際には200件ぐらいまとめて開くことができ、250件で試すとエラーになりました。ということで、200件を目安にしています。
  •  
  • 20150611060310
 
 

(ⅱ)約200件の件数毎に記事をまとめて選択

チェックボックスに自動でチェックを入れる処理です。

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=400)x[i].checked=true;void(0);

赤字の『0』と『400』という数値でチェックする範囲を設定しており、1件目の記事から約200件目までの記事を自動選択します。『400』と設定すると記事 200 件に相当するのですが、厳密に200件ではなく、200件前後だと思ってください。

次項「4」のブックマークレットの①②③の違いはこの数値の箇所だけで、①は『0』~『400』、②は『401』~『800』、③は『801』と『1200』と約200件毎に記事選択をしています。

(ⅲ)「本文を表示」を自動クリック

記事選択後、「本文を表示」を自動でクリックします。

javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();

スマホの画面ではボタンのクリックもちょっとした手間なので、これも効率化しています。

登録

4.ブックマークレットを登録

 

ブラウザのブックマークに次の①~③の3つのブックマークレットを登録してください。

①1件目~約200件目の記事選択用

名前:日経テレコン21①

ロケーション(URL):

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0);javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=400)x[i].checked=true;void(0);javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();

②約201件目~約400件目の記事選択用

名前:日経テレコン21②

ロケーション(URL):

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0);javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=401;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=800)x[i].checked=true;void(0);javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();

③約401件目~約800件目の記事選択用

名前:日経テレコン21③

ロケーション(URL):

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0);javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=801;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=1200)x[i].checked=true;void(0);javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();


 

【登録手順】


適当なページをブックマークした後に、ブックマークの一覧を開いてください。仮登録したブックマークを開き、「名前」の欄に上記タイトル、「ロケーション」の欄にJavascriptで始まる構文に更新して登録します。

  20150613001323

次のように登録できればOKです。

bokkmark1

使い方

5.ブックマークレットを実行


それでは実際にブックマークレットを使ってみましょう。

まず丸三証券にログインして、日経テレコンを開き、今日の新聞をクリックして、「日本経済新聞朝刊」を選んでください。

(GIFアニメーションを参照)

1 

「日本経済新聞朝刊」を選択すると右側に記事の件数が表示されます。ここをみると今回は280件の記事があることがわかります。この場合は、ブックマークレットは①と②を使用します。

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【いよいよブックマークレットの出番です】

ブックマークレットの実行に際して、まず画面上のURLのボックスをクリックすると、Firefox(Android版)ではトップサイトの一覧が表示されるので、右にスクロールして、ブックマーク一覧を表示します。そこから、先ほど登録したブックマークレット①を選択すると、処理の実行に移り、約200件の記事が自動選択されて、本文が表示されます。

(GIFアニメーションを参照)

2

 

記事が表示されたら、ブラウザでも記事を読むことができますが、画面右下のアイコンから「ページ」→「PDFとして保存」を選び、記事を「PDFファイル」で保存しましょう。ダウンロードが終わるまでしばらく待ちます。

  (GIFアニメーションを参照)

3

 

【記事が190件より多い場合】

ダウンロードが終わったら、戻るボタンを押して、一つ前の日経新聞の朝刊を選択した画面に戻ります。

URLのボックスをクリックして、ブックマーク一覧を表示して、②のブックマークレットを実行します。前回のチェックボックスの選択が全て解除されて、次の約200件の記事を表示します。

bokkmark2 

記事が表示されたら、「PDFファイル 」で保存しましょう。ダウンロードが終わるまでしばらく待ちます。

 

【記事が380件より多い場合】

ダウンロードが終わったら、戻るボタンを押して、一つ前の日経新聞の朝刊を選択した画面に戻ります。

URLのボックスをクリックして、ブックマーク一覧を表示して、③のブックマークレットを実行します。前回のチェックボックスの選択が全て解除されて、次の約200件の記事を表示します。

bokkmark3

記事が表示されたら、「PDFファイル 」で保存しましょう。ダウンロードが終わるまでしばらく待ちます。

 

【表示件数の範囲外のブックマークレットを実行した場合】

例えば、280件の記事に対して、③のブックマークレットを実行すると、選択するチェックボックスが無いため、処理が空振りして、「本文を表示する記事を選択して下さい」というメッセージが表示されます。

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【PDFファイルのダウンロードが全て終了】

PDFファイルのダウンロードが全て終わったら、記事をまとめて読みましょう。PDFファイルは「Download」フォルダに、「LATCB014.do-**.pdf」のファイル名で保存されています。

一旦ダウンロードしてしまえば、通信環境を気にすることなく、落ち着いて記事を読むことができます。
 

【参考】

PDFリーダーは「Adobe Reader DC」というアプリが良いと思います。ページ単位でスクロールしたり、全体のページ数と現在読んでいるページ番号がわかるので便利です。文字が小さいと思う方は、スマホを横画面にすると横幅ぴったりに拡大できて読みやすくなります。

※ちょっと追記) 『Foxit J-Reader for Android』というアプリも使いやすくてオススメです。

6.他の新聞でも使えます


このブックマークレットは、きょうの新聞欄に表示される「日経新聞夕刊、日経産業新聞、日経MJ」など他の新聞でも使えます。


記事の配信日と時間は次のとおりです。

日経テレコン21 ≪丸三証券版≫のご案内 ==きょうの新聞==

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私はその日に配信される全紙にひと通り、目を通すようにしています。
ほとんど流し読みですが、毎日続けていると経済に触れているという自覚と自信につながります。

これだけのサービスを無料で提供頂いていると、 いずれは丸三証券さんで株取引をしないという申し訳ないという気持ちになってきます。丸三証券さんには、長くこのサービスを続けていただきたいです。



次回予告

7.記事を保管する

次回の記事では、ダウンロードしたPDFファイルを用いて、記事を保管する方法をご説明します。

【2015年9月追記】

まず保存先としてEvernoteとOnenoteのどちらが使いやすいか比較し、結論としてはEvernoteに記事を保管していくことにしました。

Onenoteは、例えば1つのPDFファイルで30ページのものを印刷イメージで取り込むと、Onenoteにページが30ページ増えてしまうこと、検索時のOCRの識字認識もあまりよくないことから、不採用としました。

Evernoteには共有などの機能がありますが、記事の閲覧や管理は、著作権等の観点から、あくまでも個人での利用を想定していることから、Evernoteのローカルノートブックでの保管をおすすめいたします。

ローカルノートブックについては、こちらの記事をご参照ください。

Evernoteのローカルノートブックを活用する ~ 徐々に上達! (IT Trial Labo)

ローカルノートブックは、容量無制限で無料で利用できます。

また、日経テレコンからダウンロードしたPDFは、テキスト付きPDFファイルとなり、これをEvernoteに取り込んで検索すると、無料ユーザでもPDFファイル内の文字検索することができます。

これにより、Evernoteの無料ユーザであっても、数年分の記事をデータベースとして管理できるようになると思います。

 

以上、参考になれば幸いです。

2016年6月15日水曜日

MVNOへの切り替えで節約(DMM mobile)

 

2013年8月に10年続けた「au」に見切りをつけて、 MVNOへの切り替えを見越して 「docomo」のスマホへ移行しました。

そして2年後の2015年8月についにMVNOサービスの「DMM mobile」 へ切り替えました。

結果としては、スマホの機能はそのままに料金だけ格安になり、大変満足しています。

今回の記事では「DMM mobile」 を選んだ理由と、10ヶ月程使ってみた感想をまとめておきます。

なお、以前の記事では、Wi-Fiサービス(WI2 300)が無料でついてくる『bicカメラのMVNOサービス』を第一候補として検討していましたが、「DMM mobile」 を選択しました。

■以前の記事  
MVNOへの切り替えの検討 http://it-setsuyaku.blogspot.jp/2015/02/mvno.html

 

 

1.「DMM mobile」を選んだ理由


・bicカメラでIIJの「みおふぉん」を契約するとWi-Fiサービスが無料でついてくるため、第一候補として考えていましたが、Wi-Fiサービスは割と切り替えが面倒で、使い勝手が悪い気がしたため、外出時に無理にWi-Fiサービスは使おうとせず、契約する通信量を増やして常にLTEを利用することにしました。
※Wi-Fiを常時Onにしておくと、電池消費がはやくなったり、フリースポットのWi-Fiにつながってネットが切れてしまうなど、うまくコントロールできないことがあるため、いまでは外出時はWi-FiをOffに、自宅ではWi-FiをOnとなるよう、Androidアプリの「Lhama」を活用して、自動で切り替えを行っています。このLhamaはセルという方式で位置を認識しており、GPSに比べて電池消費が抑えられる優秀なアプリです。但し、auやAndroidのlolipopには対応していないようです。

・docomoでは3GBだった通信量を、余裕をもって5GBにして、通話ができる契約プランである「シングルコース 通話SIM 5GBプラン 基本料金:2127円」を選びました。
※「DMM mobile」は業界でも最安レベルであり、他社が安いプランを出しても、追いかける方針をだしているそうなので、今後も目移りしないですみそうです。

・有効期限は1か月ですが、利用料の10%分がポイントとして付加され、「Dmmレンタル(毎月980円)」や「Dmmトーク」といった他のサービスの利用分のポイントも合算して利用できることも魅力的でした。

 

2.「DMM mobile」を利用してよかったこと


・キャリアの2年縛りが、1年縛りに短くなりました。キャリアの解約金は約1万円と高く、2年に1度しか機種変更のチャンスがこないというのは、サービスとしていかがなものかと思います。ようやくそのスパイラルから解放されました。

・docomoの契約時は月3,250円で2015年9月以降も継続した場合、月々サポートがなくなって月3,000円程が加わる予定でした。それが月2,200円ぐらいとなり、毎月4000円以上の節約ができています。10ヶ月経ったので4万円は節約できました。ありがたいです。

・5GBの通信が使い切れなくても、翌月に繰り越しされており、通信料を気にせずネットが利用できます。

・電話は基本は受信専用で、発信するときは「LINE、DMMトーク、SMARTALK」といったサービスを利用しているので、通話料はあまりかかりません。

・おサイフケータイはサポート外となっていますが、docomoで使っていたときと同じものが問題なく利用できています。(モバイルSuica、Edy、nanaco、Waon、ポンタ等)

・キャリアのメールは以前から使わず、gmailをメインにしていたので、困っていません。

・ポイントの有効期限が1か月ですが、2か月に1度、月初のみ有効期限が重なり、他のサービスとの合算でポイントが350円分ぐらいになります。そのポイントを利用して、「Dmmの動画サービス」で子供と一緒に昔の戦隊ヒーローの動画をみたり、「電子書籍のサービス」でクックパッドの殿堂入りレシピを読んだりしています。

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3.docomoのスマホではテザリングができない


・docomoのスマホに格安SIMを入れた場合、テザリングができないケースがあり、私もできませんでした。「DMM mobile」が悪いのではなく、docomoが対処すべき問題であり、私が使用している富士通製のスマホ「ARROWS NX F-06E」では、テザリングはできないようです。
アプリとbluetoothを使用すれば、なんとかなるようですが、想定外だったので残念です。

docomoのスマホはテザリングが出来ない

 

4.MNPのため、キャリア解約する際の注意点


・解約金不要期間がキャリアにより1~2ヶ月となっているのでMNPのタイミングは気を付けましょう。逃すとまた2年後になります。

・キャリアのポイントはできるだけ、使い切りましょう。製品に交換してもらえます。 http://www.mydocomo.com/web/houjin/point/exchange/

・キャリアでオプション契約をしていないか確認し、不要なものは解約の手続きをしましょう。

・当月分のパケット代は支払済みのため、月の中旬から下旬にMNPの手続きをしましょう。

・MNP予約番号には、有効期限があるので気を付けましょう。

 

5.MVNOの契約をする際の注意点


・新規契約手数料 3240円 がかかります。なお、「DMM mobile」ではこれにも10%のポイントが付きました。

・「DMM mobile」ではMNPの手続き中に、スマホで通信ができない期間が生じます。私の場合は1日半使えませんでした。Wi-Fiは使えるので、困る方はモバイルルータを用意するとよいと思います。

■私の場合の具体的な手続きの流れ

 ・2015年8月上旬までにdocomoのポイントを商品と交換し、オプション契約をすべて解約
     ↓
 ・2015年8月中旬にdocomoでMNP予約番号を取得
     ↓
 ・2015年8月下旬の木曜日の深夜に、Webで「DMM mobile」へのMNPの移行手続きを実施
     ↓
 ・金曜日は問題なく利用可。土曜日の午前中からスマホで通信が不可になる
     ↓
 ・日曜日の夕方にSIMカードが届き、スマホでSIMカードの入替をして、利用可能になる
 ※最初は通信のアイコン欄に「3G」のマークしか表示されず不安になりましたが、10分ぐらいしたら「LTE」の表示に変わっていました。

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6.最後に

 

「DMM」は成人向けのサービスのイメージがあるので、敬遠する人もいるのではないかと思います。ほかにもMVNOのサービスはたくさんあるので、自分にあったものを選んでください

以上、参考になれば幸いです。

2016年6月3日金曜日

Windows10でのスリープ問題がPC入替でようやく解決

 

前回の記事で書きましたが、Windows7からWindows10へのアップグレード後に、タスクスケジューラからのスリープ解除ができない事象が発生していました。結果としては、PCを入れ替えることで事象が解決したので、まとめておきます。

前回の記事はこちらをご参照ください。

・ 【いろいろ自動化①】タスクスケジューラからのスリープ解除(Windows10では断念)
http://it-setsuyaku.blogspot.jp/2016/04/blog-post.html

目次


約2万円で中古PCをゲット
  1.中古PCの購入

スリープ機能の問題点の解消
 2.スリープ機能関連の設定
  (1)スリープモードにしても、すぐに復帰
  (2)タスクスケジューラからのスリープ解除は問題なくOK
  (3)Wake On Lanによるスリープ解除

久しぶりのPC2台持ち
 3.Windows7の旧PCとの2台持ち運用
  (1)ディスプレイのぼやけをDisplayPortの活用で解消
  (2)旧PCのリモート操作

その他、追加設定
 4.ソフトウェア関連 (Onenote2016など)
 5.ハードウェア関連 (USB3.1など)

 

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約2万円で中古PCをゲット

 

1.中古PCの購入


前のPCではWindows10へのアップグレード後に、タスクスケジューラからのスリープ解除が何をやっても解決せず、あきらめてWindows7のまま使っていました。

ただ、Windows10への無償アップグレードは2016/7/29からは1万数千円かかるというNewsを見て、いずれアップグレードしたくなったときに備えて、同じぐらいの費用であらたな中古PCを購入しても良いかなと思い直しました。

中古PCの購入では、これまでと同様に次の中古パソコンショップを利用させていただきました。

中古パソコンショップ PCNET http://used.prins.co.jp/shop/akihabara/

次のWindows7入りのPCを購入して、早速Windows10にアップグレードしたところ、タスクスケジューラからのスリープ解除が問題なく行うことができました。これまで使用していたPCのOSのサポートは、WindowsXP、Vistaまででしたので、Windows10には対応できない部分があったのだと思います。格安でかなり良いPCが手に入りましたので、大変満足しています。

スペックと満足しているポイントは次の通りです。

■スペック
標準 機能拡張
筐体

HP Compaq 8100 Elite SF

OS Windows7 (professional 64bit) Windows10 (professional 64bit)
※無償アップグレード
Officeソフト KINGSOFT Office マルチライセンス ×1
(KKINGSOFT Office 2013が入っていた)
KINGSOFT Office 2016
※無償でアップグレード
CPU Corei5-650 3.2GHz
メモリ 4GB 4GB × 1を追加
(2,980円)
HDD Serial ATA/300 : 160GB
光ディスク DVDスーパーマルチドライブ
リカバリ HP_RECOVERYパーティション
ディスプレイ関連 RGB(VGA)、DisplayPort DisplayPortをHDMIに変換するケーブル
(1,000円)
USBポート USB2.0 × 10(前面4、背面6) USB3.1 2ポートを追加予定
※PCI Express x4 のロープロファイル対応
※SATA電源(15ピン) 2分岐ケーブルが必要
金額 17,800円 +3,980円

 

■満足しているポイント

・文書、表計算(マクロ不可)、プレゼンソフトがセットになった「KINGSOFT Office」がついてきたことに驚きました。MS Officeの代わりとして使っています。

・1万円以上は送料無料であり、拡張分のメモリも一緒に頼んだのでこちらも送料無料で届きました。きちんと梱包されてました。

・新品と思われるUSBキーボード、USBマウスがついてきました。

・OSやブラウザ起動が格段に速くなり、各種操作での待ち時間がなくなりました。

 

スリープ機能の問題点の解消

2.スリープ機能関連の設定


Windows10のスリープ解除の設定については、ちょっとコツがありました。

(1)スリープモードにしても、すぐに復帰

 最初はスリープモードにしても、すぐに復帰してしまう事象が発生しましたが、これは「電源オプション」→「ハイブリッドスリープを許可する」をオフにしたら解決しました。

 

(2)タスクスケジューラからのスリープ解除は問題なくOK

前PCであきらめたタスクスケジューラからのスリープ解除については、特別な設定をすることなく簡単にできました。

ちなみに、タスクスケジューラを起動したときに別のエラーが表示されましたが、レジストリの書き換えにより解消しました。

・Windows10でタスクスケジューラを起動した時に出るエラー対策【選択されたタスクが存在しません。現在のタスクを表示するには、[最新の情報に更新]をクリックしてください。】  http://know-how-tree.com/archives/2399

 

(3)Wake On Lanによるスリープ解除

スマホからWake On Lanの機能でスリープ状態から起動しようとしたところ、最初はうまくいきませんでしたが、固定IPアドレス設定にして、次の手順を参考にしながら、ドライバを最新のものに入れ変えたら解消しました。

・Intel 82578DM LANドライバを探してます。 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa6156084.html

 

久しぶりのPC2台持ち

3.Windows7の旧PCとの2台持ち運用

 

新PC <Windows10(64bit-Professional)>とこれまでの旧PC <Windows7(64bit-home)>の2台を併用することにしたのですが、ちょっと引っかかったポイントをまとめておきます。

(1)ディスプレイのぼやけをDisplayPortの活用で解消

私は、Mitsubishiのワイドディスプレイ「RDT234WLM-D」を使っていますが、これに何年も前に買った「RGBディスプレイ、キーボード、マウス共有の切替機」をつなげて、パソコン2台を操作してみたところ、マウス・キーボードには問題ないものの、ディスプレイがぼやけて表示されるようになりました。

原因は切替機の解像度がワイドディスプレイには対応していないためであり、これはデジタルのDVIのグラフィックカードを購入しかないかなと思っていたら、新PCにはDisplayPortがあることを知りました。

このDisplayPortは、次のようなケーブルを用いてHDMIに変換することができ、HDMIケーブルをワイドディスプレイ側に接続することでデジタルの映像と音声を出力することができました。ワイドディスプレイ側にHDMIの受け入れ口があったこともラッキーでした。

早速使ってみたところ、映像がきれいになり、音声もPC側より出力するより、ちょっと音がよくなりました。

新PCはHDMI、旧PCはRGBで表示することで画像のぼやけは解消し、ワイドディスプレイの入力切替ボタンで画像を切替できるようになりました。

※なお、HDMIのケーブルはすでに所有していたものを使用

一点ポイントとしては、新PC起動時にBIOSの画面が表示されなくなりましたが、DisplayPortからHDMIへの変換処理にちょっと時間がかかり表示が間に合っていないだけだったので、BIOSの画面表示を5~10秒遅らせるように設定したら、問題なく表示されるようになりました。

今後の予定としては、ワイドではないディスプレイを一台用意して、そちらを「RGBディスプレイ、キーボード、マウス共有の切替機」につなげて、新PCはメインでHDMIのワイドディスプレイを表示し、拡張画面にRGBを表示し、旧PCは切替てRGB表示となるように運用したいと思います。

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(2)旧PCのリモート操作

新PCと旧PCの画面表示をワイドディスプレイの入力切替ボタンで切り替えていますが、毎回操作していると面倒に感じてきたので、旧PCをリモートで操作しようとしたところ次のことがわかりました。

①リモート接続
 リモートデスクトップ機能はWindows7のProfessionalにはあるが、homeでは利用できない。そのため、TeamViewerで代用

②リモート電源On、OFF
  ・新PC側から、Wake On Lanの機能で旧PCの起動をこちらのPowershellを用いて行っています。

Wake on LANでリモートコンピュータを起動する - TechNet Gallery

 ・新PC側から、旧PCのシャットダウンは、次のShutdownコマンドを使っています。

コマンドプロンプト shutdown - [シャットダウン・再起動やログオフをする]


③ワークグループ

  ファイル共有のため、ワークグループの設定をしました。さらに「ホームグループ」という機能があったのでこれを使ってみたら、上記②のシャットダウンがうまくできなくなりました。この機能はIPV6を利用していて、旧PCのでイベントビューアにネットワークに関するエラー(netBT 4321)が頻繁に表示されていたので、現在はワークグループのみの設定にしています。

 

その他、追加設定

 

4.ソフトウェア関連

 

新PCでソフトウェア面で設定したこと

①Onenote2016の無料ダウンロード

Windows10には標準でOneNoteがインストールされていますが、簡易版なので多機能なOneNote2016 を使うには、次のページの手順でダウンロードする必要があります。無料で使えます。

Windows10 に無料版のOneNote  http://onenote.hprs1.com/onenote-windows10-muryo/

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②「Windows.old」フォルダの削除

Windows10の動作に問題ないことを確認し、「Windows.old」フォルダを削除しました。

windows.oldの削除 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14148697439

 

③バックアップ イメージバックアップ

Windows10の標準のバックアップ機能で、回復ドライブをUSBメモリに作成して、外付けハードディスクにイメージファイルでバックアップしました。

Windows 10を完全バックアップするたった1つの方法 | デジタル生活部 http://pcfan.121ware.com/useful/1010/

④セキュリティソフト

1年間無料の「ノートン(体験版)」がインストールされていましたが、「ESET ファミリー セキュリティ」を持っているので、こちらに入れ替えました。動作が軽いです。3年間で5台分をまとめて購入しました。

 

 

5.ハードウェア関連

 

新PCでハードウェア面で設定したこと、したいこと。

①LANケーブル購入

 LANケーブルのツメが折れがちなので、次のケーブルを購入しました。

 

②USB3.1のPCI Express x4  2ポート

  今後、USB3.0の次の規格のUSB3.1が普及し始めるとのことなので、いずれ拡張スロットを購入したいと思います。PCのサイズにあわせて、「ロープロファイル対応」となっているサイズのもので、電源を分岐するケーブルもあわせて必要でした。

    

 

最後に

 

今回も多数のリンクを貼らせていただきました。ありがとうございました。

以上、参考になれば幸いです。